鷹の目の競馬アレコレ

競馬にハマったあれこれをカキコミます。

好きな馬ができたんです。その名は。#2

前回は競馬、とりわけ競走馬にハマった経緯をお話ししたんですが、たくさんレースを見ていく中で何頭か気になる馬が出現したんですよ。

 

というわけでここから何回か一頭に絞って思いの丈を書いていきます。

 

ランキングなんてつけれないので本当に一頭ずつ。

 

第一回は

 

エルコンドルパサー

 

ある競馬ファンは「この時代が競馬が1番熱かった」(鷹の目調べ)と言ったそう。

 

同じ世代に三強と呼ばれる名馬が死闘を繰り広げしのぎを削りあった。

その一角がエルコンドルパサー

生涯戦績は11戦8勝。2着3回。

前回少しだけ書いたダイワスカーレットが生涯連帯100%という話はしましたが実はエルコンドルパサーも生涯連対率100%!!凄いでしょ?(お前が言うな)

 

しかも国内成績に限って言えば1敗のみ。

そのレースは今でも伝説として語られる…

そう!毎日王冠です!

勝った馬の名前はご存知。

 

最速の機能美 サイレンスズカ

       (知らない人は調べてね) 

 

ここでは三強と呼ばれたもう一頭、グラスワンダーという馬も出走してたんですね。

グラスワンダーはこの時、骨折からの休養明けで本調子ではなかったのですがそれでも中距離路線最強と呼ばれたサイレンスズカに2着のレースをしてるんですよ!(離されてはいましたが…)

 

鷹の目がエルコンドルパサーを初めて見たレースはこの毎日王冠でした。

正直見返すとサイレンスズカの横綱相撲なんですよ。エルコンドルパサーも直線馬場の真ん中というか外の方をフラフラと走る格好。

なんでこのレースでエルコンドルパサーに興味が出たのかハッキリ覚えてないんですが…(なら書くなよ…)

 

それでね、この後エルコンドルパサージャパンカップに出走するんですが、このレースには

女帝エアグルーブ、後の日本総大将スペシャルウィークなど錚々たる面々が集結。

その中でエルコンドルパサーはなんと一着!

2着はエアグルーブ、3着スペシャルウィークと馬券内は日本馬が独占!

 

当時だと史上初ですかね?

このレースを終えエルコンドルパサーは堂々4つ目の重賞制覇。そして国内でのレースは最後となりました。

ここから長期海外遠征。日本馬悲願の凱旋門賞を奪い取るべく渡仏します。

 

まずはジャパンCから半年後、G1イスパーン賞ここでは惜しくも2着ながら馬場の違うフランスの芝にも適応できることを証明。

続く1ヶ月後のG1サンクルー大賞では1着、確実に力をつけてきました。

そして凱旋門賞を3週間後に控えるフォア賞でも1着。凱旋門賞と同じ競馬場で経験を積み万全な体制で凱旋門賞へ。

 

立ちはばかるは歴戦の猛者。

その中でもフランスダービーアイルランドダービーの二冠を取ったモンジューは当代最強として人気を背負っていました。

 

さて2番人気で当日を迎えたエルコンドルパサー

最内枠からゲートが開くと果敢にスタートを切って先頭。道中おっつけてくる馬を諸共せず最終コーナーをカーブ、この時点で2馬身のリード。

かわるがわる伸びてくる他馬を2馬身、3馬身のリードを保ちながら残り150m。後方に影。

二冠馬モンジューの姿がそこにありました。

 

エルコンドルパサーもペースを落とすことなく残り100m。

すぐ目の前、もう目の前。

手の中で輝いていた凱旋門賞の栄光は

そこでするりと手をすり抜けました。

 

勝ったのはモンジュー

エルコンドルパサーとは実に半馬身差。

 

歴戦の猛者を相手に寄せ付けない競馬をした

エルコンドルパサー。。。

 

ただ一頭を除いて。

 

一年近く、このレースの、この名誉の為に

見知らぬ土地で、知らない芝で走ってきた。

エルコンドルパサーのその時間を考えると、、

 

鷹の目はたくさんレースを見てきて今でもこのレースを見ると涙腺が緩みます。

 

本当に強い競馬でした。今見返しても、このまま勝つんじゃないか?

そう思うような誇らしいエルコンドルパサーの姿があります。

 

エルコンドルパサーはこのレースを最後にターフを去ります。

 

そして引退後は年度代表馬に選ばれ種牡馬入り。

しかし7歳の7月16日。種付けを終えた後、腸捻転でこの世を去ります。余りにも早い死でした。

 

鷹の目は思うのです。競走馬は経済動物です。

走って走って走って。結果を認められれば血を残し後世に繋ぐ。

エルコンドルパサー外国産馬ながら国内の重賞をいくつも勝ち、見知らぬフランスでは現地の競馬ファンにその名を刻み、多くの日本人に感動。記憶と記録を残しました。

でもね、エルコンドルパサーは幸せだったのかなってたまに思うんです。他の生き物もそうですが、人の都合です。

日本に来たならずっと日本にいれば良かったのかも。種牡馬にならずにもう少し走っていれば

腸捻転にならなかったかも。もっとたくさん走って勝てば功労馬として余生を過ごしていたかも。

全部たらればです。どうしようもないことなんです。競走馬はお金にならないとダメなんです。じゃないと生きていけないんです。

分かっているけど大好きな馬だから、、

もっと長生きしてせめて彼の子孫を応援していたかった。そう思ってしまう我儘もあります。

 

でも鷹の目は最初に好きになったのがエルコンドルパサーで良かった。

勝たなきゃ名前は残せないけど、いつだって彼はチャレンジャー。海の向こうから来て日本を背負ったその姿。たくさんの人に感動を与えて

いなくなってからも次の競馬ファンにこんなにワクワクするレースを教えてくれる。

そして競走馬の一生。

エルコンドルパサーと出会えたから鷹の目は

競走馬を第一に想い競馬を楽しんでいられます。

 

たまに馬券の当たった外れたで酷いことを言っている人を見かけます。

お金がかかると熱くなる気持ちはわかります。鷹の目も馬券買いますからね。

 

でもね。馬は悪くないんです。

あの馬が来なかったら。この馬が差してたら。

 

どうかそんなこと言わないで下さい。

 

馬は最後の未勝利戦で勝てないとヤバいなんて知りません。馬はどこがゴールか知りません。

今日何メートル走るか知りません。

どうか頑張る馬を応援してあげてください。

 

今の競馬のシステムをどうこう言うことはできません。馬肉になってしまうことも止められません。

だから走っているその時、せめて応援してあげてください。

 

一頭でも多くの馬が報われますように。

 

 

湿っぽい終わりになってしまいましたが今回は推し馬1号エルコンドルパサーでした。

次回はどの馬にしましょうかね?

シリーズ化していきたいんですよね〜

 

 

あ、一応言っておきます。

最後の方の鷹の目の想いもどう考えたって偽善です。

今の僕にできることなんてほとんどありません。

 

でもね、金に目をくらませて馬にツバ吐くような言葉はやめようねってそれだけのことです。

馬券なんて1レースでどれかが当たるように出来てるんですから。空くじを引いてるんじゃないんです。

見る目を養って、コレと決めた馬を応援して勝ったら喜ぶ、負けたら割り切る。

割り切れないお金をギャンブルに費やすのはやめましょうねw

 

 

ではまた次回お会いしましょう♪

 

 

 

 

 

競馬にハマったんです。#1

はじめまして。鷹の目という名前で活動を始めました。

 

プロフィールの自己紹介にも書いてありますが

端的に言えば競馬にハマりました。

回りくどい言い方になりますがギャンブルとしての競馬とスポーツとしての競馬。どちらもです。

最初はスポーツとしての競馬でした。

ウマ娘というアニメが注目を浴びまして(自分はゲームの方で知りましたが)

内容は実在の名馬をモチーフにしたキャラを育成するもので練習でステータスをあげてレースに勝ち自分だけの名馬を育てるゲームなんですが、これがちんぷんかんぷんなんですよ。

もちろん知らなくてもゲームは出来るんですが

レースの違いとか全然知らないものですから

オークス日本ダービーって何が違うの?って感じでした。(思い返せばツッコミどころしかないんですが、元の馬が牡馬なのか牝馬なのかも知りませんでした。)

 

それでモチーフとなったレースや馬。その生涯を調べていく中で素人目にもわかるいくつもの衝撃があったんです。

 

最初に見たのはウオッカでした。

 

2007年、牝馬(メスの馬)として実に64年ぶりにダービーを制覇した名牝です。

牝馬の出走自体も11年ぶり(うろ覚え)の中での

堂々の1着、その強さ、走る姿が本当にカッコよくて、何回も見ました。

でもウオッカのレースで特に好きなのは…なんといっても2009年の安田記念

連覇のかかった一戦の最後の直線で前の馬が壁になって進路が無い中を馬と馬の間を縫って加速する姿、目が丸くなったとはまさにこのことですよ。

競走馬ってこんなことできるの?って感じでした。

 

そのあとはとっかかりとしてウマ娘の登場キャラを片っ端から見ましたね。ただ特に繋がりがあるところからだったので次がダイワスカーレットでした。

ウオッカの永遠のライバルにして史上最強牝馬の一角でしょう。一度も連帯(1着と2着の馬のこと)を外したことがないらしく(鷹の目調べ)

女王に相応しい成績を残してます。

当時はウオッカダイワスカーレットどっちが強いの論争も巻き起こったみたいで実際対戦成績も甲乙付け難いですよね。平均着順とか妙味のないことを言ってしまえばダイワスカーレットなんですが…

 

と、まぁこう言った具合に少しづつ有名なところからかじって行ったわけですが、ここから少しづつ勝負の世界というものも見えてくるわけですよ。

勝った馬の後ろにはそのレースだけでも10数頭。そのレースの出走自体できなかった馬も合わせればたくさんの英雄になれなかった馬がいるんです。

そう言った話にも今後少しづつ触れていくんですが、しばらくは好きな馬や好きなレース、それからジョッキーなんかの楽しい話をしながら

読者の方から裏話や、あまり語られてないことなんかも聞けたら嬉しいです。

 

 

ここまで読んでくださってありがとうございました。拙い文章ですが精進していきます!

 

では、また次回にお付き合いください。